2021
14
Feb

デッサン

横顔の練習

横顔は難しい事を以前に描いた絵の時に思い知らされました。

ずっと前に練習で描いたこの絵は奥行きが掴みやすいから描きやすいんです。

この完全に横向きの絵↓になると、顔の情報量が極端に少なくなり、線、角度、形がミリ単位で表情が変わってきてしまいます。

この絵は何度も形を修正していきましたが、1つ修正するたびに1つが破綻するという繰り返しを何度も行なっています。よって、横顔はいかに修正しないようにするかが必要だと思います。書き出す前に完全な完成形が頭にないと失敗します。

頭蓋骨はどうなっているのか、筋肉はどうなっているのかなどを考えないと描けないということに気づきます。そして背景からどう光が飛んで反射・拡散するのかも。

また、絵として存在させるには写真をトレースしただけでは魅力が出なく、ただの写真になってしまいます。脳が喜ぶ線と形と色を用意しなければなりません。

その為に設計時点で膨大な情報から緻密に組み上げていきます。今回からiPad とapple pencil というデジタルツールで設計図を組み上げます。今までの紙よりも100倍以上仕事が早く、なんでも描けそうな勢いです。

まだまだラフ描きです。全て頭の中の想像から描き出しています。

写真を元に描く方が多いですが、写真も使わず、何も使わず、全てを創造して描いてみたらどうなるのだろう。人はもちろん、光、影、色、風景全て。そんな完全創造絵を数年越しで描いてみます。設計だけで1年くらいかかりそうです。

モデルは誰ですか?と聞かれたら、「全て創造です」と言える絵になります。